「東京から保育の世界をかえる」といって、認可保育園つぶしを推進してきた石原都知事。
都知事選挙を目前にして、石原都政に対する批判がたかまってきました。
マスコミなどは、石原氏と浅野氏を自民と民主になぞらえて、対立の構図を描こうとしていますが本当にそうでしょうか?
たしかに、浅野氏は、石原都政を批判していますが、都政を改革できるかどうかは、大型開発優先、福祉・医療を冷酷に切り下げた石原知事のやり方を、改められるかどうかではないでしょうか。
その点で浅野氏が宮城県知事時代に実際にやってきた事実はどうか。
○知事時代「船が来ない港」などムダな大型開発を推進。借金は2倍。
事業費3千億円の石巻港の整備では、4万トン級の船に対応した巨大ふ頭を建設。
98年にできたものの、船はほとんどこない。かんじんの4万トン級の船は、昨年に一隻入っただけ。(現在も進行中)
また仙台空港の利用者が1.5倍に増えると称して、関連経費含め1千2百億円の直通鉄道の建設をはじめたものの(今年3月開通)、空港利用者は、その時からまったく変化なし。
浅野氏が知事の12年間に県の借金は7千億円から1兆4千億円に2倍にふくれあがりました。
○介護手当を廃止。国保証とりあげ。福祉予算も、低いまま。
「福祉日本一」と公約したものの、介護手当を廃止し、障害者やひとり親家庭の入院給食費まで有料化。
私立保育園への補助金も廃止しました。 「生活困難で保険料を払いたくても払えない」人からも、高齢者や自営業者などにとって「命綱」である国民健康保険証のとりあげ(資格証発行)を市町村と一体に強行。病院の窓口に対
し、とりあげられた人が来たら医療費を十割分全額請求するよう徹底する文書まで出した…
大型開発にメスを入れなかった一方で、県民一人あたりの福祉予算は全国47都道府県中で42位と低迷し続けました。
浅野氏は、出馬記者会見やテレビ出演で「石原知事はあこがれだった」「石原都政は基本的に引き継ぐ」、大型開発などでの借金増を問われ「国の施策でやった、私の責任なのか…」などと発言し、都政を本気に変えるつもりがあるのか疑問です。また、浅野氏は、石原知事の弱者差別発言を批判し「1期目は良かった。2期目からの実態を詳しく知るにつれ…」などとしていますが、障害者に対する「人格あるのかね」発言や、有名な「ババア」発言は一期目のもの。
石原都政の1期目と2期目の何を評価しているのか。
民主党の推薦を断りながら、後で選挙応援を頼みに行く人は無党派市民候補か。民主党は石原都政でも、浅野県政でも民主党は自民、公明とともに与党だった…など疑問はつきません。
15日に公開討論があるそうですが、私も各候補のマニュフェストを色眼鏡なしに見比べて、都民のくらしや街を大切にする候補は誰か見極めたいと思います。都知事選挙が単なる人気投票にならないようにしてほしいです。(若)